特集 エキスパートに学ぶ—肺癌診療 悩ましいシチュエーションへの解決策
Ⅱ.治療
[E.患者背景から考察する肺癌治療戦略]
腎機能障害のある患者
白石 祥理
1
1九州大学病院呼吸器科
キーワード:
糸球体濾過値
,
クレアチニン・クリアランス
,
カルボプラチン+ナブパクリタキセル
,
分子標的薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
糸球体濾過値
,
クレアチニン・クリアランス
,
カルボプラチン+ナブパクリタキセル
,
分子標的薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.100-106
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200621
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POINT
●腎機能の指標としてGFRやクレアチニン・クリアランスがあるが,その概念や違いを理解する.
●リスク・ベネフィットを患者ごとに評価し,治療開始前に十分なインフォームドコンセントを実施して,がん薬物療法を開始することが重要である.
●特に,分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬は,腎機能が低下していても治療選択として検討する.
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