特集 進行期肺癌治癒への道—がんゲノム医療と免疫プレシジョン医療の接点
Ⅲ.免疫チェックポイント阻害薬の進化:複合免疫療法
細胞障害性抗がん剤と抗PD-1/PD-L1阻害薬の併用効果:additiveなのかsynergisticなのか?
田中 洋史
1
1新潟県立がんセンター新潟病院内科
pp.410-418
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200379
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Point
進行・再発の非小細胞肺癌に対するプラチナ併用化学療法とPD-1/PD-L1阻害薬の併用療法は,
・プラチナ併用化学療法との比較で生存期間を延長した.
・Synergistic(相乗的)な効果を発揮すると想定される.
・PD-1阻害薬単剤療法との優劣は不明である
・治療内容,対象症例の選択などで最適化の余地がある.
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