特集 進行期肺癌治癒への道—がんゲノム医療と免疫プレシジョン医療の接点
Ⅲ.免疫チェックポイント阻害薬の進化:複合免疫療法
放射線治療とPD-1阻害薬の効果
佐藤 浩央
1
,
大野 達也
2
1群馬大学重粒子線医学推進機構重粒子線医学研究センター
2群馬大学医学部附属病院放射線科
pp.420-426
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200380
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Point
・放射線治療は,DNA損傷だけでなく,免疫反応も介して抗腫瘍効果を発揮する.
・放射線治療による様々な免疫反応により,抗PD-1/PD-L1抗体が効果を発揮しやすい腫瘍環境が作られる.
・これまでのエビデンスや進行中の多くの臨床試験から,この併用治療は今後も拡大すると期待される.
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