特集 実地診療に役立つ睡眠時無呼吸症候群(SAS)と睡眠関連低換気障害の現況と課題
Ⅰ.睡眠呼吸障害の種類,病態生理と診断
睡眠呼吸障害による間欠的低酸素,睡眠分断と全身病態(発癌,認知機能も含む)
中山 秀章
1
1東京医科大学睡眠学講座
pp.424-431
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200272
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Point
・睡眠呼吸障害の呼吸イベントは間欠的低酸素,睡眠の分断,高二酸化炭素血症,胸腔内圧変動の生理的刺激をもたらす.
・間欠的低酸素は交感神経亢進,酸化ストレス,炎症,特異的転写因子産生などを介して合併症を生じる.
・睡眠の分断も間欠的低酸素と共に種々の介在機序を通じ,合併症に影響する.
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