特集 喘息・COPD—病態の多様性の捉えかたと最適な治療選択
Ⅱ.喘息病態の多様性と最適な治療アプローチ
喘息治療における抗コリン薬のポジショニング
放生 雅章
1
1NTT東日本関東病院呼吸器センター
pp.241-246
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200244
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Point
・LAMAは喘息においては長期管理薬として新たにラインアップに加わったばかりの“新薬”であるが,多くのガイドラインでICS/LABAにadd-onされる第一選択薬として位置付けられている.
・気管支拡張薬であるが,気道分泌低下や増悪予防効果のみならず,咳やリモデリンクの抑制も期待しうる薬物である.
・わが国のガイドラインではステップ2,すなわち低用量ICSに直接add-onすることができる薬剤と位置付けられ,より広範な使用が推奨されている.
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