今月の主題 抗生物質の使い方 1993
抗生物質の選択と投与の基本
抗生物質の変更と中止の目安
喜舎場 朝和
1
1沖縄県立中部病院内科
pp.1198-1199
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902158
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- 文献概要
●起炎菌の目途がたたない状況で治療を始めなければならないとき,広域スペクトル抗生物質または併用療法を開始するのも止むを得ないが,2〜4日後に培養で起炎菌とその薬剤感受性が判明したならば,感受性が高く“狭域”スペクトルの薬剤に変更する.
●治療期間は,感染病巣および起炎菌の種別によって大まかに決まってくる.
●病巣部に器質的異常(COPD,胆道・尿路の狭窄など)や異物(気管内挿管,尿道カテーテルなど)が存在するかぎり,“菌の根絶”を目標に治療を続けてはならない.
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