特集 症例から考える難治性びまん性肺疾患—病態と最新治療戦略
Ⅱ.特発性間質性肺炎
1)特発性肺線維症
①慢性安定期
ニンテダニブ単独療法
豊田 優子
1
,
西岡 安彦
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野
pp.229-235
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200133
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Point
・特発性肺線維症(IPF)においてニンテダニブが努力性肺活量(FVC)の低下と急性増悪の発症を抑制することが報告されている.
・日本人では肝障害の発現が比較的多く,体格との関連が指摘されている.
・ピルフェニドンとの比較や併用に関するエビデンスは乏しく,今後の課題である.
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