報告記
ベルリン国際コンピュータ外科学会(ISCAS)
小林 英津子
1
1東京大学大学院工学系研究科精密機械工学土肥研究室
pp.182-183
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436901533
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1997年6月25日-6月28日まで,ドイツのベルリンでCAR '97(Computer Assisted Radiol-ogy)の第11回国際シンポジウムと展示がICC(International Congress Center)で開催された.国際コンピュータ外科学会,International So-ciety for Computer Aided Surgery(ISCAS)は,現在の先端工学技術と手術治療との融合を目指し,CARとのJoint Meetingとして開催された.
CARのオープニングセッションはATMを利用しベルリン市内の2箇所の病院と学会会場を結び,手術中継を行った.これは立体眼鏡により三次元で手術室の様子を見ることができた.三次元映像による中継はオープニングセッションのみだったが,学会の前日に行われたチュートリアルでも手術中継が,またISCASのオープニングセッションにおいてもISDNを利用した遠隔会議が行われ,遠隔医療への第一歩を会場の人々へ体感させることのねらい,また講演を面白く分かりやすくしようという意識が感じられ興味深かった.
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