Japanese
English
連載 脳神経外科日常診療に必要な運転免許の知識
(2)てんかん
(2)Epilepsy
川合 謙介
1
Kensuke KAWAI
1
1自治医科大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Jichi Medical University
キーワード:
epilepsy
,
driving
,
driver's license
,
seizure
Keyword:
epilepsy
,
driving
,
driver's license
,
seizure
pp.866-876
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436204285
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●道路交通法第66条は,正常な運転ができないおそれがある状態の運転を禁止しているが,てんかんにおいては運転免許資格の法的基準が設けられており,その基準に則って判断すれば法的には問題ない.
●てんかんがあっても,覚醒中に意識や運動が障害される発作が2年以上ない場合は運転免許の拒否は行われない.
●運転中の発作が自動車運転操作にどう影響するかは極めて重要な情報であるが,科学的なデータはほとんどなく,推察で議論されている状況である.
●自動車運転に関する説明・指導の前提には,適切なてんかん診療が不可欠である.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.