読者からの手紙
スポーツ脳振盪予防のツールの普及について
藤原 一枝
1
1東京都立墨東病院脳神経外科
pp.726,761-762
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436203116
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
青少年のスポーツ事故予防に関心が集まり,2013年12月16日には日本脳神経外科学会から「スポーツによる脳損傷を予防するための提言」が発表され,2014年はまさに日本では脳振盪元年でした.
国際的な専門家のグループによって開発されたSport Concussion Assessment Tool(SCAT,脳振盪評価ツール)も,2012年11月にスイスのチューリッヒで開催された第4回スポーツにおける脳振盪に関する国際会議(第1回は2001年)でSCAT3TM(SCAT3)に改定され,国際会議の結果の詳細およびこの評価ツールは,2013年3月に明文化され,普及しています2).
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.