特集 スポーツ医学の画像診断 競技復帰を目指して
疾患別解説 脳振盪
川村 大地
1
,
大橋 洋輝
,
谷 諭
1東京慈恵会医科大学 脳神経外科
キーワード：
MRI
,
鑑別診断
,
スポーツ障害
,
脳振とう
,
脳浮腫
,
頭蓋内圧低下
,
慢性外傷性脳症
,
クモ膜下出血-外傷性
,
硬膜下血腫-急性
,
びまん性軸索損傷
,
頭部CT
Keyword:
Chronic Traumatic Encephalopathy
,
Athletic Injuries
,
Brain Edema
,
Brain Concussion
,
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Hematoma, Subdural, Acute
,
Diffuse Axonal Injury
,
Subarachnoid Hemorrhage, Traumatic
,
Intracranial Hypotension
pp.8-17
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2020011357
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脳振盪はスポーツにおける頭部外傷のなかでも頻度が多く,さまざまなスポーツ現場で遭遇する。しかしながら,その症状は多彩であり,短時間で変化することも多く,判断は容易ではない。一方で,急性硬膜下血腫との区別や繰り返すことによる永続的な脳へのダメージなども危惧されており,本稿では特にスポーツに関する脳振盪[スポーツ関連脳振盪(sports-related concussion;SRC)]における臨床知識と,注意すべき画像診断について概説する。
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