Japanese
English
手術手技
頬骨骨折の手術
Reduction Technique of Zygomatic Fracture
大野 恒男
1
Tsuneo OHNO
1
1関東労災病院脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Kantoo Roosai Hospital
キーワード:
Reduction technique
,
Zygoma
,
Zygomatic fracture
,
Zygomatic arch
,
Facial injury
Keyword:
Reduction technique
,
Zygoma
,
Zygomatic fracture
,
Zygomatic arch
,
Facial injury
pp.1039-1044
発行日 1976年11月10日
Published Date 1976/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436200533
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Ⅰ.はじめに
顔面外傷—特に顔面骨々折のreconstruction—の治療は,本来ならば形成外科医が,あるいは眼科,耳鼻咽喉科,口腔外科の医師の協力の下に行われるべきである.しかし本邦では.未だ脳神経外科医が頭部外傷の治療と共に何らかの処置を行わなくてはならない場合も少なくないであろう.顔面外傷のうちでは頬骨々折の整復術は比較的容易な部類に入るとは言え,Kazanjian & Converse1)のSurgical Treatment of Facial Injuriesではzygomatic fractureの章のみで実に20頁を費やしているのであって,筆者にはそれらのすべてについて述べるだけの経験はない.
そこで,我々Neurosurgeonでも何とか処理できるもの,さらに眼科や耳鼻科の協力を得ればより望ましいであろうと思われる程度の整復手術について記して責を果たすこととする.
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