Japanese
English
総説
Microneurosurgeryの現況
Present Status of Microneurosurgery
佐野 圭司
1
Keiji SANO
1
1東京大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
Microneurosurgery
,
Aneurysm
,
Brain tumor
,
Spinal cord tumor
Keyword:
Microneurosurgery
,
Aneurysm
,
Brain tumor
,
Spinal cord tumor
pp.93-102
発行日 1973年8月10日
Published Date 1973/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436200075
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はじめに
外科のなかのほかの領域でもそうであるが,脳神経外科にはphilosophicalな面が強い分野と,surgicalな面が表に立つ分野とがある.前者はたとえばstereotaxic surgeryで現在は脳や脊髄の所定の部位に針を刺入するという手技や装置はすでにほとんど完成していて,むしろそこの刺激や破壊による結果が主要な問題をなしており,いわばclinical neurophysiologyといってよいような観をなしている.
ところがmicroneurosurgeryはsurgicalというか,手技そのものが前面に強く出ている分野であり,したがって現在それがcoverしているfieldも,ごく限られた例外をのぞいて,すでに先人がすぐれた名人芸をもって一度はたがやし,花を咲かせたfieldであることが多い.
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