Japanese
English
総説
バクロフェン髄注療法
Intrathecal Baclofen Therapy
平 孝臣
1
,
堀 智勝
1
Takaomi TAIRA
1
,
Tomokatsu HORI
1
1東京女子医科大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
intrathecal drug delivery
,
baclofen
,
pump
,
spasticity
Keyword:
intrathecal drug delivery
,
baclofen
,
pump
,
spasticity
pp.573-590
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100762
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Ⅰ.はじめに
バクロフェン髄注療法(intrathecal baclofen therapy:ITB)は,その他の治療で十分にコントロールできない重症の痙縮の治療として,本邦では2006年に導入され,2年が経過しようとしている.一方諸外国では,これまでに5万人程度がこの治療を受け,すでにリハビリテーション医学や脳神経外科,神経内科領域でも一般的医療として定着している.本稿ではITBについて,その歴史的背景を含めながら,適応,手術手技,効果や合併症などについて説明するとともに,今後の展望についても触れたい.
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