医療経済
特定機能病院における入院医療の包括評価(Diagnosis Procedure Combination : DPC)の概要について(第11報)―2004年度改定による包括評価点数の推移(各診断群比較)
安達 直人
1
1大西脳神経外科病院
pp.773-778
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100464
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急性期の入院包括評価として,DPCが2003年度に初めて特定機能病院に導入された.さらに導入後の再調査により2004年度はその見直しがなされた.2004年度は同時に社会保険診療報酬全体も改正され,その基本方針の中では医療の質の向上を目的にDPCへの重点評価も打ち出されている.
このように将来の経済情勢を視野に入れ,医療行政は包括評価方式払いとしてのDPCに期待を寄せるのみならず,その幅広い導入に力を入れていくであろう.実際に2004年度からは特定機能病院だけでなく,DPC調査協力医療機関として一般病院からも手上げ方式でその試行が始まった.このような状況の中で,2004年度のDPC改定は病院側にとってどのように変わったのだろうか.
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