Japanese
English
特集 第24回脳のシンポジウム
レセプターとその周辺
インターロイキン6とレセプター(抄録)
Interleukin 6 and its receptor.
平野 俊夫
1
Toshio HIRANO
1
1大阪大学医学部バイオメディカル教育研究センター腫瘍病理
1Division of Cancer Pathology, Biomedical Research Center, Osaka University Medical School
pp.948-949
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431906348
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
インターロイキン6(IL−6)は,本来,活性化B細胞に作用して,抗体産生細胞への最終分化を誘導する因子として,われわれにより発見され,その遺伝子構造が決定されたサイトカインである1,2)。しかしながら,リコンビナントIL−6を使用することによって,IL−6は免疫応答のみならず,急性期反応や造血幹細胞の増殖分化にも関与している,生体防御にとっては重要なサイトカインであることが明らかになってきた3,4)。さらにIL−6は,神経細胞の分化にも関与している可能性が出てきた5,6)。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.