今月の主題 リンパ系疾患の臨床
リンパ系疾患の基礎
インターロイキンと役割
嶋本 義範
1
1佐賀医科大学・内科
pp.1146-1148
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900945
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ポイント
1)インターロイキン(IL)を含むサイトカインは,生体の恒常性維持のための液性生理活性物質で,免疫および造血系細胞などへ広汎な作用を示す.
2)IL-1,2,8,9,10は主にT細胞,IL-4,5,6,7,11はB細胞,IL-3,6,1は血液幹細胞へ作用する.TGF-β,TNF-α,IFNも免疫系細胞へ作用を示す.
3)炎症,自己免疫疾患,腫瘍,血液疾患などの病態に深くかかわっている.
4)サイトカインのあるものは治療応用されつつある.
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