Japanese
English
特集 異常運動
古典的な異常運動—ChoreaとBallismについて
Chorea and ballism: Clinical, physiological, pathological and biochemical implications.
金澤 一郎
1
Ichiro KANAZAWA
1
1筑波大学臨床医学系神経内科
1Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba
pp.232-244
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431905683
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不随意運動の中では最も不随意運動らしいとも考えられているChoreaとballismについては,古くからWilson56),Denny-Brown13)をはじめとし,また本邦でも柳沢48〜52),間野32),吉田54)らにより秀れた総説がある。それぞれの研究者の不随意運動に対する見方が少しずつ異なることは興味があるが,ここでは教科書的あるいは公平な総説的に述べることをあえて避けることにし,様々な見解の中で注目すべきと考えられる点に強引に絞って述べることにした。したがって,現時点で私自身がchoreaやballismについてどのように考え,今後どのような点を追求しようと考えているかを中心にした,かなり偏りのある総説になってしまうことをあらかじめお許しいただきたい。
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