Japanese
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特集 医学における霊長類の研究
サルにおける神経生理学的研究について
Neurophygiological studies on the monkey
藤森 聞一
1
Bun-ichi Fujimori
1
1北海道大学医学部第二生理学講座
1Department of Physiology, Hokkaido University school of Medicine
pp.559-560
発行日 1970年11月30日
Published Date 1970/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904652
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はじめに
患者における中枢性運動障害または姿勢異常の発現機序を究明しようとしても,対象がヒトであるかぎり,検査にどうしても制約が加わるわけである。といいながら,これからの患者を対象とする楢林教授らの定位脳手術法は,その原理,精密さが卓越しており,その成績は私どもにとつてまことに教訓的である。
一般的には動物実験にうつして,詳しい追求を進めることになるわけであるが,多くのばあいネコが対象となり,私どもも臨床との関連を考えて実験を行なうかぎり,ネコ以下の動物は使いよくないというのが心情である。
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