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ALOIS ALZHEIMERについて
吉岡 愛智郎
1
Aichiro Yoshioka
1
1吉岡医院
pp.592
発行日 1965年9月25日
Published Date 1965/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904224
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今回はAlzheimer病に関するAlois Alzheimer(1864〜1915)自身の記載を御紹介することにする。これは神経病理学上の古典のひとつとされ,Zeitschrift für gesamte Neurologie und Psychiatrie,4:356〜385,1911.に発表された。題して"Über eigrenartige Krankheitsfälledes späteren Alters"という。
Abis Alzheimerの業績のもつ大きな意義は,精神病の解剖学的研究の価値が一般に疑われていた十九世紀の末葉において,器質的精神病の臨床像を決定する要因となる変化を,組織病理学的に脳の内に探究したことにある。
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