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特集 第6回神経化学懇話会
シンポジウムIII/脳の脂質
外傷脳および梗塞脳における脂質代謝および核酸誘導物質の治療面への応用
A Study on Cerebral Lipids in the Anoxic Brain Use of Lecithin and Gangliosides Synthesizing Nucleotides for the Treatment of Consciousness Disorder
荒木 千里
1
,
石井 昌三
1
,
近藤 祐之
1
,
沼 正作
2
,
小沢 和恵
2
,
辻 宏
2
Chisato Araki
1
,
Shozo Ishii
1
,
Yushi Kondo
1
,
Shosaku Numa
2
,
Kazue Ozawa
2
,
Hiroshi Tsuji
2
1京都大学医学部第1外科
2京都大学医学部医化学
1The 1st Dept. of Surgery. Faculty of Medicine, Kyoto Univ.
2Dept. of Biochemistry, Kyoto Univ.
pp.548-551
発行日 1964年7月25日
Published Date 1964/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904109
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脳に大量の脂質の含まれる事は周知の事実であるが,最近これらの脂質が単なる脳の構成成分であるのみならず,脳の機能とかなり密接な関係を有するものである事を示唆する種々の事実が明らかとなりつつある。
我々は脳外傷およびこれに伴う脳浮腫の問題について検察を重ねてきたが,実験的に作製したanoxic brainについて,燐脂質及び糖脂質の代謝を検討し,更にこれらの代謝に必要な核酸誘導物質の外傷脳に対する治療効果について検討を加えた。
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