Japanese
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特集 平衡機能と姿勢反射
前庭核・前庭脊髄路の生理学—小脳の影響も含む
Functions of vestibular nuclei and vestibulospinal tract, and also cerebellar involvement within them
吉田 充男
1
Mitsuo YOSHIDA
1
1自治医科大学神経内科学教室
1Department of Neurology, Jichi Medical School
pp.685-697
発行日 1974年8月10日
Published Date 1974/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903649
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はじめに
筆者が,小脳,前庭脊髄系の神経生理学的研究に従事したのは,1970年までの数年間であり,その間,この分野の進歩には,目覚ましいものがあった。しかしながら,その後の研究の成果も,おびただしい数にのぼり,とくにここ1〜2年に現われた論文を,筆者が正しく理解し,網羅しているかどうかは,はなはだ疑問である。
他方,姿勢反射の研究が,生理学者,神経病学者の手で始められたのは,すでに,1800年代にさかのぼることができる。
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