Japanese
English
原著
ジシアノ銀酸塩処理による神経鍍銀法について
A technique of silver impregnation (dicyanoargentate-silver) for nervous tissues
小川 芳昭
1
Yoshiaki OGAWA
1
1日本歯科大学解剖学教室
1Department of Anatomy Nippon Dental College
pp.369-370
発行日 1972年4月10日
Published Date 1972/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903389
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神経系組織についての研究の過程で鍍銀法は重要な地位をしめており,多くの秀れた方法が先人達によって研究考案されている。これらの方法の応用により神経組織学は非常に進歩がみられた。また他方,最近では電子顕微鏡が組織学に導入されて以来,超薄切片作製技術の進歩とともに新しい多くの知見が加えられているがそれにもかかわらず,鍍銀法は神経系組織の研究上その重要性を失わず,むしろその重要性を増している。
神経系組織の鍍銀を行なう際には種々の試薬が用いられておりシアン化カリウムなどを使用する場合もみられ,たとえば神経膠鍍銀における辻山法がある。
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