Japanese
English
特集 第36回脳のシンポジウム
閉会の辞
Closing address
吉良 潤一
1
Junichi KIRA
1
1九州大学大学院医学研究院附属脳神経病研究施設神経内科
1Department of Neurology, Neurologicai Institure, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
pp.1043
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901323
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
この度,九州大学医学部で第36回脳のシンポジウムが開催されました。21世紀最初の脳のシンポジウムが当大学で開かれましたのは,大変名誉なことであります。当大学は日本で最初に神経内科が設立され,日本における脳研究発祥の地の一つでもあり,本シンポジウムの開催は誠に喜ばしいことです。このような企画をされました,柳澤信夫先生,高倉公朋先生,世話人の労をとられました福井仁士先生に心からの敬意と謝意を表したいと存じます。今回のシンポジウムで講演されました演者の方々をはじめ,司会の労をとられました諸先生方,シンポジウムに参加された多くの方々に深謝申し上げます。
脳は21世紀に残された最大の謎であります。今回,この大きな謎を切り開く道のありかを示す先端的な研究成果が次々と本シンポジウムで発表され,興奮醒めやらない2日間でした。本シンポジウムの一つのテーマは,脳科学と工学,脳科学と免疫学といった異なる学問領域からの脳研究へのアプローチにあったと感じます。脳研究が諸領域を巻き込んでますます学際的な巨大科学になりつつあることを痛感させる企画でした。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.