閉会の辞

Closing address

　第39回脳のシンポジウムは日本学術会議，脳・神経学研究連絡委員会の主催で，2004年3月13日（土曜日）と14日（日曜日）の2日にわたって，プログラムにあるように豊富な内容のシンポジウムが開かれた。参加者は神経内科医が多かったようであるが，4つのシンポジウムは1）脳炎・脳症，2）脳神経外科領域の先端医療，3）てんかんの分子生物学，4）疼痛研究の最前線で構成され，世話教室の女子医科大学神経内科での脳研究内容も，少し入れていただいてもよかったのではないかと筆者などは思ったが，岩田　誠教授の見識からか，神経内科教室からのご発表は省かれていた。

　私はすべてのご講演を拝聴することはできなかったので，主としてシンポジウム2（「脳神経外科領域の先端医療」）の内容についての印象を述べさせていただくことにする。