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電位依存性Caチャネルは閾値により2種類に分けられるが,高閾値型Caチャネルはα1,β,α2/δ(骨格筋ではγも加える)のサブユニットから構成され,薬物の作用やα1の構造との対応からL型(α1s, c, D),N型(α1B),P/Q型(α1A),R型(α1E)の6種類に分けられる。α1サブユニットがチャネルとして機能し,電位依存性,活性化,不活性化,イオン選択性を示し,Ca拮抗剤の結合部位を有しており,それぞれの性質を担う構造も明らかになっている。β,α2/δは生理的なチャネル機能の発現を制御する。生体内物質のCaチャネルに対する機能調節には,セカンドメッセンジャーを介するリン酸化などの間接制御と,活性化したGタンパクによる直接制御の存在が明らかとなった。さらに,その作用する部位や配列も特定されつつある。また,細胞内機能タンパクがCaチャネルと密接に関わっていることも示され,細胞機能とCaチャネルの構造との対応も注目されている。
High voltage-gated Ca channel (HVGC) is consist from heteromeric complex of α1, α2, β, δ and γ subunits. The α1 subunit consists of 4 repeating domains (I -IV) which has 6 membrane-spanning segments (S1-S6) and is sufficient to function as channel. Expressed α1 subunit shows channel properties; ion selectivity, voltage sensor, binding site of Ca antagonist. The β and α2/δ subunits are necessary to physiological Ca channel function.
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