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特集 第27回脳のシンポジウム
7.閉会の辞
Closing address.
佐野 圭司
1
Keiji SANO
1
1東京大学
1Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.1041
発行日 1992年12月10日
Published Date 1992/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431900302
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- Abstract 文献概要
この第27回脳のシンポジウムは,世話人の浅野孝雄教授のすぐれたorganizationによって大成功のうちに幕を閉じることになります。
第1日は虚血脳における血流変化に関係する諸因子,アラキドン酸代謝と神経伝達というふたつのシンポジウムを組みましたが,これらはいずれも生体膜のsignaltransductionに大なり小なり関係するテーマと言えましょう。その臨床的あらわれとしては今日もなお脳神経外科医や神経内科医を悩ましている脳血管攣縮やそれに伴って起こる脳虚血があります。これらの病態の解明は,その治療に直結する重要なものでありまして,このふたつのシンポジウムは解明への手がかりを与えてくれるものと思います。
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