連載 患者さんに「寄り添って」話を聴くってどういうこと?[3]
人はなぜ悲しむのか?
清水 研
1
,
白波瀬 丈一郎
2
1国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科
2慶應義塾大学病院精神・神経科
pp.172-176
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200393
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今回の登場人物
加藤潤先生:
卒業後6年目のレジデント。内科医で、腫瘍内科の専門研修を開始して2年目。明るい性格で、患者さんを励ますのが上手だが、積極的抗がん治療の適応がなくなった患者さんに接することには若干難しさを感じている。大学時代はテニス部のキャプテンだった。
竹内朋美さん:
46歳、女性。胆管がん Stage Ⅳ。夫と14歳の長女、8歳の長男と4人暮らし。専業主婦。1年前に黄疸を認め、精査ののち診断が確定した。
清水先生:
がん患者とその家族のケア(精神腫瘍学)を専門とする精神科医。心理的な問題に関するコンサルタントとして、担当医や看護師など他の医療者が困るケースの相談も積極的に受けるようにしている。
桜川啓介先生:
20年目の腫瘍内科医で肝胆膵内科を専門としている。患者・家族の信頼も厚く、レジデントの面倒見もいい。
広瀬祐子さん:
ベテラン看護師で、竹内さんの悩みについて相談に乗る機会が多かった。
本多博一先生:
加藤先生の大学時代の同級。テニス部の副キャプテンで、信頼できる友人。
松田ユリさん:
加藤先生のテニス部の後輩。
*清水先生を除き、全て架空の人物です
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