特集 マインドフルネスを医療現場に活かす
キーパーソン
ティク・ナット・ハン
島田 啓介
1
1ワークショップハウスゆとり家
pp.93-96
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200261
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禅僧ティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh)が伝えるマインドフルネス
近年知られるようになってきたマインドフルネスは、仏教に発する実践法である。それは、思考による判断や臆測を手放し、今ここで体験されている現実に意識を注ぐことと言われる。
マインドフルネスの語源は、仏教の八正道*ⅰのひとつ「正念(パーリ語でサンマ・サティ)」である。八正道とは、ブッダが説いた四聖諦(苦をめぐる四つの真理)のうちの最後のひとつ、苦からの解放の道諦を実践するための八つの柱だ。
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