連載 Evidence “The Classic” Review
《皮膚がん》メラノーマの治療を変えた2つの薬剤
宇原 久
1
1信州大学医学部皮膚科
pp.588-589
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200133
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Summary
2011年、BRAF阻害薬のベムラフェニブとcytotoxic-T-lymphocyte-associated antigen 4(CTLA-4)抗体のイピリムマブが進行期メラノーマの治療薬として米国で承認された。数十年ぶりの新薬であり、進行期メラノーマ患者の治療が大きな転換期を迎えることになった。新薬の登場により、長い間治療の中心であったダカルバジンなどの殺細胞性抗がん剤は第2選択となった。
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