#総合診療
#書評:レジデントのための腹部エコーの鉄則[Web動画付]
矢吹 拓
1
1国立病院機構栃木医療センター内科
pp.203
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204677
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現代医療において、エコーの果たす役割は年々大きくなっています。「Point-of-Care Ultrasound(POCUS)」などのベッドサイドエコースキルが体系化され、スマホに接続できるような小型軽量化したポケットエコーも開発され、技術革新は日進月歩です。「1人1台エコー」の時代も夢ではなく、医療機関によっては実現しているところもあると聞きます。ベッドサイドで手軽に検査ができ、低侵襲であることも大きな魅力で、これからますます重要性が増していくと思います。
一方で、術者の技量によって検査を通して得られる情報が大きく異なることは課題の1つです。自ら行った検査ではわからなかった所見が、上級医や検査技師によって指摘されることも少なくないでしょう。エコー技術の習熟や標準化が、今後の重要な課題となります。
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