#総合診療
#書評:—病態生理と神経解剖からアプローチする—レジデントのための神経診療
江原 淳
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科
pp.201
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204676
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神経診療は難しく、苦手意識のある医師は多い。
なぜ難しく苦手と感じるのか? 一つに、神経領域の幅広さがあると思う。解剖学的にも、脳・脊髄・末梢神経、神経筋接合部・筋などと多彩であり、病態的にも血管障害・感染症・自己免疫・変性など幅が広く、その組み合わせで膨大な疾患が存在する。誰しもその疾患数や領域の広さに圧倒され、特に神経内科を専門領域とする者以外にとって、「これをすべて勉強しきることは無理だ。専門科に任せよう」という気持ちになるのもわからなくはない。
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