特集 日常診療で出合う筋骨格疾患—脳神経内科と整形外科からのアプローチ
【頸部〜上肢の病態】
❻神経痛性筋萎縮症
深澤 真弓
1,2
,
加藤 匡裕
1
,
岩部 昌平
1
1済生会 宇都宮病院 整形外科
2医療法人社団 深澤クリニック 整形外科
キーワード:
神経痛性筋萎縮症
,
先行する激痛
,
弛緩性麻痺
Keyword:
神経痛性筋萎縮症
,
先行する激痛
,
弛緩性麻痺
pp.164-166
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204665
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Point
●神経痛性筋萎縮症は、末梢神経に発症する(多発性)単ニューロパチーである。
●突然の強い痛みで発症することが多く(肩〜上肢が多い)、それに続く罹患神経支配筋の筋力低下や筋萎縮を認める。
●複数の末梢神経が罹患することも多く、鑑別診断が重要となるが、麻痺筋の分布が髄節支配とは一致しないのが脊椎疾患と見分けるポイントである。
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