特集 COVID-19パンデミック 振り返りと将来への備え
【コラム】
❶抗HIV薬の進歩
塚田 訓久
1
1国立病院機構 東埼玉病院 臨床研究部
キーワード:
抗HIV薬
,
多剤併用療法
,
変異
,
アドヒアランス
,
STR
,
U=U
Keyword:
抗HIV薬
,
多剤併用療法
,
変異
,
アドヒアランス
,
STR
,
U=U
pp.81-83
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204123
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後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency virus:AIDS)は1981年に初めて報告され、1983年には原因ウイルス(のちのヒト免疫不全ウイルス〔human immunodeficiency virus:HIV)が報告された。HIVの複製サイクル中でHIV特異的なステップ(HIV自体がもつ酵素やHIVの宿主細胞への吸着)を標的に治療薬の開発が進められ、原因ウイルスの発見からわずか2年後には満屋ら1)によりNRTI「ジドブジン」の抗HIV作用が報告された。
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