特集 シリーズ 公衆衛生と感染症—感染症の患者に対する医療体制の課題と展望
HIV感染症患者に対する医療体制の現状と展望
白阪 琢磨
1,2
1独立行政法人国立病院機構大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター
2公益財団法人エイズ予防財団
キーワード:
HIV感染症
,
HIV/AIDS
,
薬害HIV訴訟
,
エイズ患者
,
U=U
Keyword:
HIV感染症
,
HIV/AIDS
,
薬害HIV訴訟
,
エイズ患者
,
U=U
pp.32-41
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209971
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ポイント
◆HIV感染症は毎日1錠の服薬を継続することでエイズ発症もなく、非感染者と同様の寿命が期待される疾患である。
◆治療で血中のHIVウイルス量を検出できないまでに抑え込み続けられ、性行為による他への感染もない。
◆エイズ診療拠点病院との連携は必要であるが、今後のHIV診療の軸足は診療所に移るべき時代が来た。免疫機能障害の自立支援医療等の複数施設での認定も必須である。
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