特集 COVID-19パンデミック 振り返りと将来への備え
【COVID-19診療・対策振り返り編—新型コロナウイルスが教えてくれたこと】
—臨床❷集中治療専門医—COVID-19による「重症呼吸不全」の治療戦略—そして、医療資源が不足した時どうするか?
鍋島 正慶
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科(集中治療部門)
キーワード:
COVID-19
,
新型コロナウイルス感染症
,
重症呼吸不全
,
集中治療
,
Type L
,
Type H
,
医療資源の配分
Keyword:
COVID-19
,
新型コロナウイルス感染症
,
重症呼吸不全
,
集中治療
,
Type L
,
Type H
,
医療資源の配分
pp.30-35
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204108
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2019年末に発生したCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)との約3年にわたる闘いは、“ミクロな視点”と“マクロな視点”両面からの対応を迫られるものだった。ミクロな視点では、「呼吸生理学」に改めて着目することで霧が少しずつ晴れるような経験をした。マクロな視点では、普段あまり意識することのない「医療資源が枯渇した場合」における対応が課題として浮き彫りとなった。
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