Editorial
適切なアレルギーの診断と生活指導ができれば一人前である!
島 惇
1
,
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
pp.445
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203673
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アレルギーを疑う患者を適切に診断、生活指導をするためには、詳細な問診が欠かせません。しかし、多忙な救急外来や一般外来では、たとえば、「食事歴は直近だけでよいのか?」「食事内容はどれほど詳細に聞いたほうがよいのか?」「趣味や職業まで聞いたほうがよいのか?」など、何をどこまで聞いてよいのか悩む方もいるかもしれません。時間の限られた環境で、ポイントを絞って適切に問診をするためには、稀なアレルギーの原因はもちろん、アレルギーと紛らわしい疾患についてもできる限り知っている必要があります。
そこで本特集では、よく知られている食物依存性運動誘発アナフィラキシーや口腔アレルギー症候群から始まり、稀なアレルギーや遅発性アナフィラキシーの原因、アレルギーミミックとなる疾患を中心に解説をしてもらいました。
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