特集 「検査」のニューノーマル2021—この検査はもう古い? あの新検査はやるべき?
Ⅱ章「そろそろやるべき?」検査編
❼ネフローゼ症候群の病型診断×抗ホスホリパーゼA2受容体抗体
遠藤 慶太
1
,
鈴木 利彦
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 腎臓・内分泌・糖尿病内科
pp.1130-1131
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203369
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New Normal
抗ホスホリパーゼA2受容体抗体(抗PLA2R抗体)は、腎生検の実施が難しい場合に「原発性膜性腎症」の診断において有用とされている1)。ネフローゼ症候群の診断時点で、「病型診断」として初手から測定を推奨する報告2)も国外から複数出ているが、感度は本邦3)において国外4)より低く、それを導入するにはさらなる検討が必要である。
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