“コミュ力”増強!「医療文書」書きカタログ・14
—まるく収まる伝え方!—他院の処方で生じた「薬剤有害反応」の情報共有
天野 雅之
1
1南奈良総合医療センター
pp.1038-1042
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203331
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今月の文書
診療情報提供書
セッティング:診療所→診療所への診療依頼
患者:86歳、男性。以前から当院(慢性心不全、陳旧性心筋梗塞)と他院(糖尿病、脂質異常症)の両方に定期通院している。6週間前の他院受診時に、血圧高値のためアムロジピンが追加された。下腿浮腫が出現したため、2週間前に他院を再診し、利尿薬が追加された。1週間前に当院の定期受診があり、「薬剤性浮腫」が疑われたため精査した。
【登場人物】
桜井:総合診療科1年目専攻医。現在は地域の診療所で研修中。
飛鳥:桜井の指導医。総合診療専門研修プログラムの責任者として、定期的に面談している。
名井:東部診療所の非常勤医師。卒後8年目の内科医。
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