特集 知識と根拠を添えて! もっと、おもいやりに基づく在宅スキンケア
悩ましいスキントラブル・創傷のケアにアナザーチョイス!
—【ケース❸】—かゆみが収まりません
岡部 美保
1
1在宅創傷スキンケアステーション
pp.114-116
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450310020114
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私のアセスメント
皮膚のアセスメント
訪問看護師さんから送られてきた写真を拝見すると、全身の皮膚は乾燥し、上下肢には生々しい掻破傷が見られました。腎不全を有する療養者からは、皮膚の乾燥やかゆみを抑制する体内物質のバランス異常等のさまざまな原因から、持続した強い掻痒感の訴えがあるものです。Bさんも長期間にわたる皮膚の乾燥により常時掻痒感を訴えており、掻破行為が習慣化していました。そして、掻破傷が治癒しないうちに、また新たな掻破傷が増加する悪循環に陥っていました。
かかりつけ医から処方されたヘパリン類似物質製剤やステロイド外用剤などがあるとのことでしたが、何を使用しても掻痒感の改善にはつながらないという理由から、継続的な使用には至っていないそうです。

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