多発性骨髄腫診療の新時代を迎えて-診断と治療に吹き込む「新しい風」 新規薬剤の特徴
Bortezomibの薬剤特性、治療成績、有害反応
萩原 將太郎
1
1国立国際医療研究センター 血液内科
キーワード:
自家移植
,
骨髄腫-多発性
,
神経系疾患
,
分子構造
,
薬物用量反応関係
,
臨床試験
,
寛解導入
,
サルベージ療法
,
造血幹細胞移植
,
治療成績
,
Bortezomib
Keyword:
Bortezomib
,
Clinical Trials as Topic
,
Dose-Response Relationship, Drug
,
Nervous System Diseases
,
Multiple Myeloma
,
Remission Induction
,
Transplantation, Autologous
,
Treatment Outcome
,
Molecular Structure
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Salvage Therapy
pp.256-260
発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011312138
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・bortezomibは細胞内プロテアソーム阻害薬であり、骨髄腫細胞に対して抗腫瘍活性をもつ新規薬剤である。・bortezomibを用いた寛解導入療法およびサルベージ療法は高い治療効果が報告されており、現在では標準的治療プロトコールに組み入れられている。・有害反応としては神経毒性がよく知られており、ときに重篤な神経障害をきたす。・安全に治療を継続するために、神経障害の程度に応じた減量基準が示されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011