特集 ライフステージでみる女性診療at a glance!—よくあるプロブレムを網羅しピンポイントで答えます。
【Ⅱ章】ライフステージ別 よくあるプロブレム
▼更年期(50代)
コラム|線維筋痛症
臼井 千恵
1
1順天堂大学附属練馬病院 メンタルクリニック科
pp.332-333
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203055
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Q1 「疼痛コントロール」に難渋することが多いのですが、どのように治療を組み立てるべきでしょうか?
線維筋痛症(fibromyalgia : FM)の痛みは、客観的診断法がないため、病気として扱われず、多くの患者は医療への不信や不満を抱えている。痛みを否定せず傾聴し、生活史および病歴を聴取して現症をとらえる必要がある。今後改善しない可能性や、痛み以外の症状に対する治療の必要性を説明し、同意を得て治療を開始する。筆者の経験上、早期に治療を開始した症例は改善が早い傾向を認める。
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