Editorial
COVID-19肺炎が注目される今、鑑別診断群で学ぶ! 超コモンディジーズ「肺炎」
徳田 安春
1
1臨床研修病院群プロジェクト 群星沖縄
pp.153
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202983
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2011年から6年連続死亡原因の“3位”であった肺炎。人口動態統計で、「肺炎」から「誤嚥性肺炎」を独立して集計するようになったため、2017年に「肺炎」は5位に、「誤嚥性肺炎」は7位となった。しかし両者を合わせると、やはり3位の死亡数になる。また、その年の4位の「老衰」のなかには、肺炎に罹患したケースも多く含まれていたと考えられる。このように、肺炎で死亡したケースはかなり多いのである。
ここで私は「肺炎をすべて治せ」と言いたいのではない。「肺炎にもさまざまな種類があり、さらには、肺炎と診断していても、実は肺炎以外のこともあるのだ」と言いたいのが本特集だ。
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