特集 COVID-19に正しく立ち向かうために
COVID-19の画像診断
COVID-19肺炎の画像所見
杉浦 弘明
1
1防衛医科大学校放射線医学講座
キーワード:
COVID-19肺炎
,
胸部CT
,
すりガラス影
Keyword:
COVID-19肺炎
,
胸部CT
,
すりガラス影
pp.53-59
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_53
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Summary
▪COVID-19肺炎の画像所見は両肺末梢優位に分布するすりガラス影を呈し,時間経過とともに微細な網状影,コンソリデーションが混在して陰影が拡大する.
▪典型例では発症後10日程度でピークに達し,14日以降は回復に向かう.
▪両肺にすりガラス影を呈する鑑別疾患は多岐にわたり,画像のみでの鑑別は困難である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021