Editorial
コロナ禍を上からではなく俯瞰する
藤沼 康樹
1
,
青木 眞
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
pp.1
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202936
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今回、共同編集をお願いした青木眞先生と親しくなったのは、わりあい最近のことです。実は、青木先生が日本の臨床感染症学に多大なインパクトを与えてきた医師であることを、それまではあまり認識していませんでした。しかし、だからこそ、バイアスのかからない出会いになったような気もします。
青木先生とは、日本におけるこれからの「総合診療」をどのように発展させるべきか、というディスカッションをすることが多いのですが、初めから印象的だったことは、「それはつまりどういうことですか?」「もう少しそこをくわしく教えてください!」「それはおもしろいですね!」「そういう患者さんをどんなふうに診察するんですか?」といった好奇心旺盛な質問でした。curiosity(好奇心)をとても尊ぶ態度が印象的だったのです。
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