Japanese
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私のカルテから
Clobazamにより気分高揚をみたてんかんの2例
Two Cases of Epilepsy with Hyperthymia likely due to Clobazam
高橋 千佳子
1
,
須江 洋成
1
,
中山 和彦
1
,
牛島 定信
1
Chikako TAKAHASHI
1
,
Hironari SUE
1
,
Kazuhiko NAKAYAMA
1
,
Sadanobu USHIJIMA
1
1東京慈恵会医科大学精神医学講座
1Department of Psychiatry, Jikei University School of Medicine
pp.1262-1263
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902746
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- Abstract 文献概要
Clobazam(以下,CLB)は従来の1,4-benzodiazepineとは異なり,1,5位に窒素原子を有する新しい抗てんかん薬である。その効果はCLB自体と代謝物である脱メチル体(N-desmethylclobazam)の双方によるが,半減期は長く,特に脱メチル体は定常状態に至るには長時間を要すとされる。そのため副作用の発生に時間がかかるといわれ,注意が促されている1,3)。今回,CLB追加にて気分高揚をみた知的障害を伴うてんかん2例を経験したが,いずれもCLB特有の薬物動態に相関していると考えられたのでここに報告する。
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