特集 誌上Journal Club—私を変えた激アツ論文
【臨床編】
呼吸器|—肺癌の分子標的薬の誕生—生存曲線が交差することでわかったサブグループ
倉原 優
1
1近畿中央呼吸器センター 内科
キーワード:
肺癌
,
分子標的薬
,
生存曲線
,
無増悪生存期間
Keyword:
肺癌
,
分子標的薬
,
生存曲線
,
無増悪生存期間
pp.549-552
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202590
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
❶激アツ論文との出会い
オンコロジーの領域では、毎日のように新しい論文が生まれ、ついこの前まで最新の知見だったものが過去のものになります。「肺癌」の世界では、ドライバー遺伝子変異に対する薬剤と免疫チェックポイント阻害薬の登場という2つの変革期がありました。今回私が取り上げたいのは、前者で最も有名な「EGFR遺伝子に対するチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)」です。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.