特集 誌上Journal Club—私を変えた激アツ論文
【臨床編】
臨床薬学|プラセボをしっかり飲むだけでリスクが減るとはどういうことか!?—薬剤効果の「多因子性」と「極小性」を垣間見た瞬間
青島 周一
1
1医療法人社団徳仁会 中野病院 薬局
キーワード:
プラセボ
,
服薬アドヒアランス
,
healthy adherer effect
Keyword:
プラセボ
,
服薬アドヒアランス
,
healthy adherer effect
pp.553-555
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202592
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❶激アツ論文との出会い
同じ薬を服用したとしても、ある人に対しては小さな効果しか実感できず、別の人に対しては大きな効果が実感されるということは稀ではありません。こうした効果のばらつきは、疾患の重症度やプラセボ効果によるものだろうと漠然と考えており、特に関心を向けたことはありませんでした。
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