特集 困っている“あなた”に届く 認知症診療
扉
片岡 仁美
1
,
寺田 整司
2
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 地域医療人材育成講座・総合内科
2岡山大学大学院医歯学総合研究科 精神神経病態学教室
pp.1444-1445
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202389
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医師にとって認知症診療は、実は治療している実感が持ちにくく、また診る時のコツや、患者への言葉かけもよくわからず、無力感や苦手意識を感じてしまいがちなテーマではないでしょうか。すなわち、「患者さんに届いているのか?」がわかりにくいと言い換えてもよいでしょう。総合診療医は外来で定期的に診察するなど認知症患者に出会い、診療する機会が少なくありません。本特集では、診療を時間軸で見る「step by step」、典型的な、または稀であっても是非知っておきたい事例で見る「case by case」を通して、具体的にどんな診療や対応を行えばよいのかについて詳しく解説し、どうすれば「患者さんに届く」診療ができるのか、考えてみたいと思います。
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