特集 80歳からの診療スタンダードUp to Date—Silver Standard
扉
片岡 仁美
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1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 地域医療人材育成講座・総合内科
pp.1042-1043
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201633
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超高齢社会において、診療ガイドラインをどのように考え、どう使いこなすかは重要な課題です。本特集では、特に80歳以上の高齢者に多いプロブレムについての診療ガイドラインを、高齢者の外来診療の目線でまとめてみました。高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、COPD/喘息、認知症、安定狭心症&慢性心不全、脳卒中再発予防等々、高齢者にとってのcommon diseaseのみならず、高齢者の転倒、尿失禁、誤嚥性肺炎、意思決定など、日常診療で重要なプロブレムを網羅しました。高齢者の「病気を診る」のではなく、高齢者を「トータルに診る」ための一助になればと考えます。また、コラムは「高齢者診療トピックUp to Date」として、ポリファーマシー、マルチモビディティ、CGA、ユマニチュードなど、さまざまな観点から高齢者診療のトピックを解説しました。今後ますます必要となり、総合診療医の活躍が期待される「高齢者/超高齢者診療」という切り口で、今月は診療スタンダードについて考えます。
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